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【22年度高校教科書】日本と世界の現代史を融合「歴史総合」

2021/03/30


 文科省は3月30日、2022年度から主に高校1年生が使う教科書の検定結果を公表した。新学習指導要領に対応した初めての高校教科書で、自ら課題を見つけ、解決策を探る「主体的・対話的で深い学び」(アクティブ・ラーニング=AL)の理念が全11教科で盛り込まれた。新科目の「歴史総合」「公共」やプログラミングを学ぶ「情報I」なども登場した。
 高校で22年度に始まる新指導要領では、ALを全教科に導入する。合格した教科書248点のうち、地理歴史、公民、理科、家庭、情報、理数など10教科138点で、ALの1つ「探究学習」を取り入れた。全ての教科書で、討論や調べ学習などALの内容が掲載されており、生徒が自ら進んで学ぶ授業へと転換する手引ともなる。
 新指導要領では、日本と世界の近現代史を融合した「歴史総合」、防災などを学ぶ「地理総合」、主権者教育を行う「公共」、プログラミングが必須の「情報I」などが新設された。

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