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電気通信大:学生が失禁体験装置を開発、高齢化社会の介護で活用

2017/08/26

 尿意を感じ、失禁を疑似体験できる装置を電気通信大の学生たちが開発した。これを報じた朝日新聞(8/26)によれば、学生たちは高齢化社会を迎え、失禁に悩むお年寄りが増えていると聞き、研究に取り組んだ。先進理工学科4年の亀岡嵩幸さん(23)は「高齢者の失禁予防のために介護施設などで使ってもらえるようにしたい」と話しており、さらに改良を加える予定だ。「失禁体験装置」を製作したのは、仮想現実(VR)研究サークルの有志7人の「失禁研究会」。

 装置は目隠しをして体全体に取り付け、尿漏れから悪寒など一連の感覚を体験できる。稼働するとまず腹部につけた袋が膨らみ、膀胱(ぼうこう)を圧迫して尿意を感じさせる。背負ったバックの容器から約45度のお湯が内股を回って足元につけた袋へ流れ込むことで、失禁時の尿の温かさや足元への広がりを感じる。首に付けた装置は首筋へ振動と冷感を与えることで排尿時の身体の震えを再現した、という。

 

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