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企業が見る学生観:大学生に足りないのは耐力・胆力と異文化適応力

2017/08/19

 現在の企業は、大学生にどんな力や経験を求めているのだろうか。経済同友会が行った「企業の採用と教育に関するアンケート調査」の結果では、企業が大学生に足りないと思っている力は「耐力・胆力」と「異文化適応力」であることがわかった。これを報じたベネッセ教育情報サイト(8/19)によれば、調査は2016年9~10月、経済同友会の会員企業を対象に実施し、197社(22.6%)から回答を得た。

 新卒採用した大学生の資質・能力に関して、コミュニケーション能力などが備わっているかでは、ほとんどの企業が備わっていると回答した。ただし、「十分に備わっている」という回答のみを見ると、「コミュニケーション能力」が40.7%、「課題設定力・解決力」が29.1%、「耐力・胆力」が26.5%、「異文化適応力」が26.1%となっており、多くの企業が大学生に対して「異文化適応力」と「耐力・胆力」が足りないと見ている。経済同友会では、異文化適応力を「多様性を尊重し、異文化を受け入れながら組織力を高める力」、耐力・胆力を「困難から逃げずにそれに向き合い、乗り越える力」としている。

 

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