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高崎健康福祉大:2019年4月「農学部」設置構想、群馬県内で初めて

2017/06/27

 高崎健康福祉大は6月26日、「農学部」の設置構想を明らかにした。これを報じた朝日新聞(6/27)によれば、学部の新設は2006年の薬学部以来で、19年4月開設に向けて準備を進めている。文科省によると、現在、群馬県内の大学に農学部はないという。同大は、ICT(情報通信技術)活用などによる農業の超省力化や、ブランド化、食品加工といった6次産業化など県内農業の新たな展開への開発研究や人材育成を進めていく。

 農学部には生物生産学科(1学年100人)が置かれ、2年次に「生命科学」「作物園芸」「フードサイエンス」「アグリビジネス」の4コースに分かれる。同大によると、県内は首都圏への農作物の主要供給拠点として農業が盛んだが、ブランド化の動きは鈍い。研究開発を通じて、県内農産物の価値を高め、農業従事者の所得向上や就農者の確保にもつなげたい考えだ。同大には現在、教育、栄養、看護、薬学などを学ぶ4学部7学科がある。農学部の新設で、バイオセラピーや食農教育の研究分野にも取り組むという。

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