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センター試験2日目:31会場繰り下げは過去10年最多、全日程終了

2017/01/15

 大学入試センター試験は2日目の1月15日、理科と数学の試験を実施し、全日程を終了した。これを報じた毎日新聞(1/15)によれば、雪で交通機関が乱れた影響で西日本を中心に開始時間の繰り下げが相次ぎ、8府県31会場で試験開始を繰り下げた。過去10年で最多という。会場単位で開始時間を繰り下げたのは、愛知・三重・京都・兵庫・広島――の5府県12会場で、それぞれ1時間繰り下げ。9000人を超える受験生に影響した。また、宮城・新潟・大阪――を加えた計8府県21会場でも、雪の影響で遅刻した受験生約40人が開始時間を最大1時間半繰り下げて試験を受けた。繰り下げに間に合わず、1月22日に実施される再試験の対象になった生徒も5人に上った。雪による再試験対象者は14日と合わせて79人になった。

 滋賀大経済学部会場(彦根市)で、監督者の説明ミスで受験生が再試験の対象になるケースもあった。15日に試験があった各教科の志願者に占める受験者の割合(受験率)は理科(1):27.2%、理科(2):43.0%、数学(1):69.4%、数学(2):62.7%。一方、14日の英語リスニングの試験で監督者がせき込み、受験生が問題を聞きとれなかった可能性があるとして、静岡大は15日、静岡高で受験した40人を対象に再試験をすると発表した。雪の影響以外による再試験の対象者は、静岡大のケースなどを含め2日間で計207人に上った。

 

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