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早稲田大:推薦入試に「九州山口枠」、優秀な学生を育成して地元へ

2017/01/11

 早稲田大は1月11日、北部九州と山口県を中心とした地域の高校生を対象にした推薦入試の特別枠(10人程度)を、今秋行う基幹理工学部の2018年度入試から導入すると発表した。これを報じた朝日新聞(1/11)によれば、早稲田大が地域限定の入試を行うのは初めてという。

 早稲田大によると、対象は大学が今後指定する高校から推薦される生徒。11月をめどに北九州市若松区にある北九州キャンパスで面接試験を受ける。入学後3年間は東京で学び、学部4年生は北九州に移って卒業論文研究などをすることが条件で、地元企業への就職をめざす。同キャンパスには大学院情報生産システム研究科があり、特別枠から進学することもできる。同大は学生の7割を首都圏出身者が占める中、地方出身の人材を集めることで学内の多様性の確保につなげる狙いがある。

 

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